サイコロの投げ方

40代ゲイの過ゴ録

June

6月の思い出に結婚式の二次会がある。

雨の日だった。

 

 

高校で部活・クラスと一緒の新郎だったから、

一人くらいは知り合いがいると思ってたのに

参加してみたら完全アウェー。

 

おまけに周りの男子はほぼスーツだったのに

僕は当時の彼氏にコーディネートしてもらった

間に合わせのカジュアルで確実に浮いていた。

 

初めてだったんだからしゃあない

と気持ちを処理したけれど

当時の服装を思い出すと

未だに恥ずかしさがこみ上げる。

 

 

  

友人の結婚式や二次会に参加して

その都度結婚っていいもんだなと感じてきた。

そして、当時の自分はそれで少し悩みもした。

 

二十代前半までは自分の生き方なんて

そんなに具体的に考えてなかったから

自分の性的指向を認識していく中で

結婚しないかもしれない人生

というのを考えるようになってから

それでいいんだろうかと悩んだ。

 

最終的には

結婚・家庭・子供といったものについて

それぞれ個別に想像できても

それが繋がっていく人生は

自分にはハードルが高いとわかり

時の流れとともに解消していった。

 

 

 

ゲイでも結婚しようと思えばできる

基本的に日本以外の話だけど。

 

彼氏から将来結婚したいね

なんて言われてみたかったりはする。

実際にそれはないだろうけど。

彼氏にそんな発想はなさそうだしw

僕もそれでいいと思ってる。

 

むしろこの先どこまで考えがあるのか

それが少し心配。

僕は結構先まで想像してるから。

 

とはいえ僕が勝手にしてるだけだし

今はたとえ違っていたとしても

少しずつ同じ方向に進んでいければいいと思う。