サイコロの投げ方

40代ゲイの過ゴ録

不安の素

彼氏と付き合っていて

不安を感じることはたまにあって、

大体は元を辿ると

『果たして僕は必要なんだろうか』

『何が好きで付き合ってるんだろうか』

らへんにある。

 

 

付き合い初めと違って一通り落ち着いた今は、

お互いそんなに積極的に表現するタイプでもないから

なかなか好意を表す機会はない。

 

会うのは年に数回で、

テレビ電話で顔は合わせていても、

そばにいて相手の心情を読み取る

ってのができなくて不安を感じることがある。

 

 

どうして不安なのかについて考えてみたら、

これは僕の一人相撲で生まれるもんだなと思った。

冒頭の二つの質問は、

自分に投げかけてみれば答えは単純に出せる。

 

不必要な関係なら解消しているはずだし、

単純に好きだと思えるから付き合っている。

 

 

仮に彼氏に同じ質問をしても

大体似たような答えが返ってきて、

特に『何が好きで…って聞かれても困る』

ってなことを言うだろうなと思う。

それに、

こういう質問はめんどく感じそうな気がする、

逆の立場で考えると僕もそう思いそうだし。

 

 

僕が感じる彼氏への不安は、

もちろん相手がいてこそ生まれる感情ではあるけれど、

自分で作り出してる面がほとんど。

 

相手の気持ちを確認することも大事だとは思う。

けれど、

二人の関係がどうなのかということを確認するよりは、

今度会う時ははどうしようかとか、

別の話をするだけでも不安は解消できる。

 

不安なんてのは一人でいる時に生まれるもので

実際は彼氏の笑顔や声で簡単に払拭される。

 

 

それと、

不安ってのは相手の良いところが多く見えてる証拠だとも思う。

イヤな所が多く見えてれば不安なんて感じないだろう。

 

つまり、

僕が彼氏について不安に感じる時は

それだけ彼氏に没頭してるってことですな。

彼氏よ、喜んでくれたまえ。

 

距離と範囲

以前あるブログで

彼氏が海外勤務になるのに伴って

円満別れした、という記事を読んだ。

 

そのカップルはそれまで同棲していて、

遠距離は耐えられない、という判断をした。

 

 

自分に置き換えて考えてみると、

僕らはそもそもが年に何回会えるだろうか

という現状だから

例え今後彼氏が海外に行ったとしても

僕には別れるという選択肢はない。

 

去年、彼氏の仕事の状況が変わって、

今後はさらに頻度が減るだろうと言われた。

それで別れようという話にはならず、

僕がそれでもいいのかの確認だった。

 

それを考えると

彼氏も今後距離の問題で

別れるという選択はしないだろうと思う。

 

 

ただ、僕らは始まりから遠距離だっただけで、

近くで出会っていたらどうだっただろうか、

というのはある。

 

でも、問題は物理的な距離ではなく

許容範囲がどこまで重なるかなんだと思う。

 

海外勤務がキッカケで別れたカップルにとって

物理的な距離は許容範囲外だった。

僕らにとっては

物理的な距離は許容範囲内だった。

 

 

今後のことを考えると

僕らの許容範囲は重なっていない部分も

そもそもわかっていない部分も多い。

 

僕は最終的には一緒に住みたいけど、

彼氏は今のところその気はなさそうだし、

正直なところどこまで一緒に行けるのか

行ってくれるのか少し不安だったりする。

 

 

重なる部分、重ならない部分を

できるだけ共有して

今後も彼氏と楽しい日々を過ごしていきたい。

 

求めるもの

ふと、彼氏は恋人に何を求めるのかなと気になった。

容姿だったり性格だったり、付き合う基準とか。

 

 

あんま考えてないよ

って返答の可能性は高いと思う、

これまでの経験から。

 

僕のどこが良くて付き合い始めたか、

一応わかってるつもりだけど、

果たして今現在はどうなんだろうかと。

 

何が好きで何がイヤか。

まだまだわかりきれてないことが多いから、

これまで好奇心と不安とで色々と質問してきた。

 

 

今回も聞いてみようと思って電話して、

笑い声を聴いたら

別に聞かなくていいかなと思えた。